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国立大学法人群馬大学情報学部・情報学研究科
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教員紹介

結城 恵教授

結城 恵
専門分野

教育社会学  多文化共生  キャリア教育 異文化コミュニケーション

経歴

出身地:大阪府
最終学歴/学位:東京大学大学院教育学研究科博士課程修了/博士(教育学) 
研究室:3号館1階111
所属学会: 日本教育社会学会,日本教育学会,異文化間教育学会,留学生教育学会,
      文化看護学会
担当科目: 多文化共生のまちづくり,異文化コミュニケーション論,グローカル地域創生特論,
     「留学生就職促進プログラム」関連科目など
資 格:専門社会調査士 国家資格キャリアコンサルタント 等

■ 個人ページ:https://gllp.hess.gunma-u.ac.jp/

研究概要

人的多様性(ダイバーシティ)を活かす多文化協働の仕組みづくりと人財養成のあり方を探るため、外国人留学生や定住外国人に焦点をあててアクションリサーチを展開している。

研究内容

  • 外国人児童生徒の学習支援に関する研究

  • 人的多様性(ダイバーシティ)を活かす多文化協働の仕組みづくりに関する研究

  • 就職支援に関する研究

代表的な研究業績

結城恵(1998)『幼稚園で子どもはどう育つかー集団教育のエスノグラフィ』有信堂光文社。

結城恵(2021)「グローバル化する社会と学校」,油布佐和子編著『教育と社会』 4,64-78頁。

結城恵(2019)「人口減少社会日本を担う『外国につながりを持つ子ども』への教育支援(特集 人口減少時代の多文化共生)」,日立財団Webマガジン「みらい」 3,2019年3月5日。
Megumi Yuki(2017)“Developing human resource for a multicultural coexistence society: a case study of Gunma University-Gunma Prefecture Cooperation Project”,In Ryoko Tsuneyoshi(Ed.),Globalization and Japanese “Exceptionalism” in Education,Routledge.

専攻分野・研究内容紹介

人的多様性(ダイバーシティ)が活きる社会システムを構築する

現在、日本では、少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少が深刻になった社会背景を踏まえ、日本で暮らし・働く人々を受け入れる体制づくりが進められています。その体制づくりの課題のなかに、生まれ育った文化や社会が異なる人々が、学校・職場・地域に急激に増え、それらの人々がもつ多様な価値・習慣・様式を理解し、ともに活かす方策を模索する「多文化共生社会の構築」があります。

群馬県は、「多文化共生」への社会課題が集約的に現れる地域のひとつです。町民の約20%を占める大泉町をはじめ、伊勢崎市、太田市のように全国有数の外国人集住地域があります。現在は、その外国人住民の国籍もより多様になり、外国人住民が居住する地域にも広がりが見えています。つまり、群馬県は、「多文化共生社会の構築」を考える教育・研究・社会貢献活動を、その最前線で取り組める地域といえます。私はその魅力にとりつかれ、本学に着任して以来、20数年間、このテーマに取り組んでいます。

地域協働・地域往還型教育・研究を通した社会貢献をめざす

「多文化共生社会の構築」を目指すには、地域住民の視点から課題を捉えること、その課題解決には、多様な個人あるいは、団体や機関の関係者が協働で取り組むこと、が必要となります。そのため、学部間・大学間連携を進め、産官学協働で教育・研究に取り組むことが、社会実践を生み出し、地域人財を育てることにつながります。その取組を、コツコツと地道に積み重ねていく過程で、多様性を活かす・多様性が活きる方策が見えてくる、と実感しています。

私自身は、「多文化共生社会の構築」のため、現在、次の3つのテーマに取り組んでいます。外国人児童生徒の不就学・不登校の発生・継続・解消のメカニズムに関する研究、定住外国人への地域日本語教育支援を通した意識と行動変容に関する研究、大学生へのキャリア教育カリキュラム開発に関する研究です。一見異なるバラバラな研究テーマに見えるかもしれませんが、いずれも、相互理解・相互尊重はどのように図ることが可能になるのか、多様性を活かす・多様性が活きることがどのように可能になるのかを探ることに共通点があります。学生・大学教員・行政や企業関係者・地域住民とつながり合い、ともに考えて行動する、やり甲斐のある、息の長い活動となっています。

今後も、多文化共生社会の構築を目指す次世代の担い手である学生のみなさんとの出会いを楽しみにしながら、「地域協働・地域往還型」教育・研究にコツコツと取り組んでいきたいと考えています。

「グローカルハタラクラスぐんま」プロジェクト
(文部科学省 留学生就職促進プログラム)
独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)群馬貿易情報センターの
インターンシップで市場調査を実施している様子。

「ハタラクラスぐんま」地域日本語教室
(文化庁 「生活者としての外国人」のための地域日本語教育支援事業)
太田キャンパスを拠点に、「生活者としての外国人」の視点から
日本語教育の企画・運営を展開。


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