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国立大学法人群馬大学情報学部・情報学研究科
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学部の概要

学部設置の理念

群馬大学は、国を挙げて推進する、経済発展と社会的課題の解決を両立していく新たな社会であるSociety 5.0の実現に資するための新たな教育研究体制の整備を検討してきました。Society 5.0は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより実現されるもので、先端技術の利用によって新たな価値が生まれる社会、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることができるような、一人ひとりの人間が中心の社会とされます。

言い換えれば、IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータといった新たな技術の進展によって情報社会が急速に変化する一方で、高齢化、人口減少、インフラの老朽化などの社会課題と向き合い、人間中心の理念の下に、テクノロジーと社会の仕組みを連動して変革することで「多様性を内包した持続可能な社会」を実現することが求められています。

群馬大学は、大学が持つ教育研究機能として「情報学」に焦点を当てることで、Society 5.0を担う人材の育成と研究の推進に取り組むこととしました。人文社会科学から情報学にアプローチし、主にコミュニケーション・メディア分野における学問を担ってきた社会情報学部(平成5年設置)と、伝統的に情報処理・通信分野、計算機科学に強く、エレクトロニクスと情報科学の分野における学問を担ってきた理工学部電子情報理工学科の情報科学コースをバックグラウンドとして、双方の機能を統合させた、文理融合の教育研究組織としての情報学部を2021年に設置しました。

群馬大学・情報学部の特徴

情報学部では、データサイエンス・コンピュータサイエンスと、それらの分析対象である社会や人の理解という両側面からアプローチします。分析対象を知らずして技術だけを修得しても適切な分析は難しいですし、対象を理解するだけではそれらはゆくゆくAIなどに取って代わられてしまいます。これからの社会において両者のバランスが必須となります。分析手段と分析対象の双方がバランスよく学べる学部です。

概要の図

教育課程(教養教育科目と専門教育科目)

(1)大学における教育課程(カリキュラム)は、学部・学科の教育目的にそって教育上必要な授業科目を組織的に編成したものです。
(2)本学部の教育課程は、4年間を通じ深い学識と、広い視野を身につけることができるよう、大きく教養教育科目及び専門教育科目に区分されています。

キャリア教育

教養教育科目「学びを構築する」は、在学中に学ぶべき授業科目や内容について、カリキュラムマップをもとに理解を深め、大学での学びが社会で求められる能力にどのように活かされるかを考え、自らのキャリアや将来像を構想するきっかけにしてもらうための科目です。専門教育科目にもキャリア教育科目として「社会に学ぶ」及び「仕事の現場を知る」が開設されており、社会人による講演会やセミナーを通して、通常の授業では得られない実践的な経験や知見を学ぶことができます。

融合型PBL(Project-Based Learning)

3年次に履修するPBLの授業では、人文・社会と自然科学の諸学を通じて全体を統括できるような視点を養うとともに、実社会の課題に対してデータサイエンスの知識を用いて検討し解決策を提案する能力を養います。特に、本学部では文理融合の学問を応用することを前提としたテーマを設定して、地球環境問題、生命操作の問題、AIなどで生まれる新たな倫理的問題に対して、高度な価値判断に基づいた意思決定の過程に参画することに重点を置きます。PBLの実施では文理融合の観点を取り入れて、人文情報プログラム又は社会共創プログラムの学生とデータサイエンスプログラム又は計算機科学プログラムの学生がグループを作って課題解決に取り組んでいきます。

ゼミナール

3年次に履修するゼミナールは、本学部専任教員が担当するそれぞれの専門領域の基本的な知識や考え方、研究方法・手法等を身につけてもらうための少人数の演習科目で、卒業研究の前段階として位置づけられています。教員1人あたり4~5名の学生を対象として、教員それぞれの授業科目を発展させた内容やそれぞれの専門分野の研究の基礎となる概念・手法を、演習を交えて学んでいきます。具体的な内容は教員ごと、あるいは複数の教員によるグループを単位として設定されます。例えば、各分野の基礎的な文献や特定のトピックに関する文献を輪読してその内容をまとめて発表したり、学生間で議論を行ったりします。また、卒業研究を遂行するのに必要となる調査・分析・情報処理・数理等の能力を身に付けたりします。

卒業研究

4年次に履修する卒業研究は、大学4年間の学生自らの研究の集大成となるもので、大学における学業の中で最も重要なものです。指導教員の指導のもとで課題を設定して研究を行い、卒業論文を執筆・提出して卒業研究発表会で口頭発表を行います。教員は1人あたり4~5名の学生を対象として、学生ごとの興味、関心に合った課題をお互いの合意のもとで設定し、その課題研究を行っていきます。学生は、課題の設定、研究の遂行、論文執筆による研究のまとめの各段階において、教員の指導を得ながら、それぞれの手法を学ぶと同時に、主体的に遂行する能力を身に付けていきます。

ただし、卒業研究を開始するには3年次終了時の専門教育科目の修得単位数が、必修科目だけで27単位以上、必修科目・選択必修科目・自由選択科目の合計が78単位以上に到達していることが条件になります。

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