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国立大学法人群馬大学情報学部・情報学研究科
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教員紹介

奥貫 圭一教授

奥貫 圭一
専門分野

地理情報科学,都市工学

経歴

東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 第一種博士課程 中途退学
博士(工学)

研究概要

都市や地域のさまざまな問題に対して,データ解析の技法をとりいれながら,地理情報システム(GIS)をどのように活用していけば私たちの日常生活に役立てられるか,研究しています。

研究内容

  • まちづくりや地域の問題に対するGISの応用に関する研究
  • 地理的/空間的問題に対するデータ解析手法の研究
  • 都市における立地と空間的行動に関する研究

研究テーマ

まちづくりのためのGISを活用した地域分析ツールの研究

代表的な研究業績

・奥貫圭一 (2016) 建物周り建ぺい率の算出~基盤地図情報を活用して.都市計画論文集(日本都市計画学会) 51(3), 493 – 500
・奥貫圭一 (2018) ネットワーク空間解析.貞広幸雄,石井儀光,山田育穂編『空間解析入門』朝倉書店(東京),92-99
・奥貫圭一・坂上寛之 (2020) 空間近傍分析のためのツールボックスとその応用.浅見泰司・薄井宏行編『あいまいな時空間情報の分析』古今書院(東京),39-56

専攻分野・研究内容紹介

私の研究の対象は,地理情報システム(GIS)です。GISの研究には,技術に関わるもの,理論に関わるもの,応用に関わるものなどさまざまな研究があります。私の研究は,どちらかというとGISの応用に関する研究と言ってよいと思います。とくに,都市や地域のさまざまな問題に対して,GISを有効に活用していくにはどうしたらよいかを研究しています。たとえば,高齢化の進む現代にあって,都市の中で高齢化による問題がとくに顕著な地区はどこかをGISで分析して抽出する,などといったことに取り組んでいます。

応用に関する研究といっても,技術や理論を扱うこともあります。たとえば,都市における施設立地を考えようとすると,まず,その施設の利用圏がどこまでかを知る必要が出てきます。GISには利用圏を図化する機能があります。この図はボロノイ図と呼ばれるもので,その描画計算の技術や理論は計算幾何学と呼ばれる分野で蓄積されてきました。私たちが紙の地図を広げてボロノイ図を描いてみようとすると,案外と手間がかかります。GISには,これを一瞬にして描いてくれる機能があるのです。ただし,ボロノイ図にはさまざまな拡張が提案されていて,現在のGISがその拡張版のボロノイ図まで描いてくれるかというと,残念ながら,そこまでは進歩していません。これを研究しようとすると,計算幾何学の技術や理論の基礎的なところは学んでおかなければなりません。学んでみると,技術や理論の面白さや先人の偉大さを知ることにもつながります。応用の研究を通して,技術や理論を含めたGISに関するさまざまなことを学ぶことになり,そこから技術や理論の研究課題を発見することもあります。

URL:https://okunuki.jpn.org/


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