中野 眞一Shinichi Nakano教授

専門分野
アルゴリズム、最適化
研究概要
様々な問題を、少しだけのメモリを使って、高速に、簡単に解く、アルゴリズムの設計技術を開発しています。この技術を使って、世界最速のアルゴリズムを多数開発しています。
研究内容
- 高速なアルゴリズムの設計
- 省メモリなアルゴリズムの設計
- 離散最適化アルゴリズムの設計
研究紹介
アルゴリズム
アルゴリズムとは問題を解く手順です。計算機プログラムの、おおまかな設計図もアルゴリズムです。解きたい問題が決まっても、その問題を解く手順、すなわちアルゴリズムには多数の候補があります。もし、良いアルゴリズムを選択すれば、問題が早く解けたり、使用するメモリの量が少しで良かったり、機能の拡張が容易であったりします。一方、良くないアルゴリズムを選択すると、問題を解くのに長い時間がかかったり、メモリ不足でストップしたり、解が間違っていたりします。良いアルゴリズムを選ぶと、計算にかかる時間が1万分の1になることもあります。計算機の処理能力は約2年で2倍のように年々向上していますが、扱うデータはこれ以上のスピードで大規模化しています。良いアルゴリズムを選択しないと、処理に膨大な時間がかかってしまいます。より高速な計算機システムが多くの分野で必要とされています。 そこで、私たちの研究室では、様々な問題を、少しだけのメモリを使って、高速に、簡単に解く、アルゴリズムの設計技術を開発しています。この技術を使って、世界最速のアルゴリズムを多数開発しています。