青山 一真Kazuma Aoyama准教授
専門分野
バーチャルリアリティ,ヒューマン・コンピュータインタラクション,神経工学
経歴
研究室:10号館6階
所属学会:日本バーチャルリアリティ学会
担当科目:プログラミングIa,プログラミングIIa
研究概要
バーチャルリアリティ(VR)は,体験を創出したり,変容させる技術です.人に備わる感覚器や効果器の働きを理解して,その特性を活用したインタフェースを作ることで,様々な体験を作り出すVRシステムの構築を目指す研究をしています.
研究テーマ
- 感覚の提示・抑制・増強をもたらすインタフェースの構築
-
Cross Physics Nerve Stimulationによる高度な神経刺激手法の構築
- VR等の技術を利用した教育システムの研究開発
研究内容の紹介
我々人間は,外界にある様々な物理現象を感覚の神経系を通して情報として中枢神経系に取り込み,そこで様々な処理をした結果でもって,意思を決定したり,運動を計画したりします.その運動の計画に従って,筋肉等に指令を出して運動や行動をすることで,外界の様子を変えることができます.このように,外界の情報と感覚,中枢神経系での処理,そして運動というループによって,「体験」が成立します.バーチャルリアリティ(VR)はこのような体験を人工的に作り出す技術です.VRでは世界に相当する様々な物理現象をコンピュータ制御によって作り出したり,人間の運動や活動を変えたりすることで,様々な体験をもたらすことができます.
私は,コンピュータを使って,様々な物理現象を引き起こし,バーチャルな感覚を作り出す研究や,神経に対して刺激を与えることで感覚を作り出したり,運動を誘発する研究,作ったVRシステムを教育や訓練に活用する研究などを行っています.