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国立大学法人群馬大学情報学部・情報学研究科
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教員紹介

王 緒WANG XU准教授

王 緒
専門分野

データ包絡分析, 効率性評価・分析, オペレーションズ・リサーチ

経歴

・出身地:中国(Yingkou City, Liaoning Province)
・最終学歴・学位:博士(工学, 早稲田大学, 2022年2月25日)
・職歴:2024年10月 - 現在   群馬大学情報学部,准教授
    2024年 4月 - 2024年 9月 早稲田大学創造理工学部経営システム工学科, 講師
    2022年 4月 - 2024年 9月 神奈川大学工学部経営工学科, 非常勤講師
    2023年 4月 - 2024年 3月 芝浦工業大学システム理工学部, 非常勤講師
    2022年 4月 - 2024年 3月 早稲田大学創造理工学部経営システム工学科, 助教
    2019年 4月 - 2022年 3月 早稲田大学創造理工学部経営システム工学科, 助手
・研究室:8号館324室
・所属学会:日本経営工学会 ,日本オペレーションズリサーチ学会
・担当科目:シミュレーション

研究概要

経済のグローバル化が進む中, 企業などの事業体が効率的に運営されているかを評価する指標の策定や的確な改善方針の設定が喫緊の課題となっています。 本研究室では, 新評価手法の開発や実証研究に取り込んでいます。

研究内容

  • 既存の評価手法よりも優れた新手法の開発
  • 特殊なデータに応じた評価手法の開発
  • 既存の評価手法を用いた応用研究

研究内容紹介

オペレーションズリサーチ(Operations Research, 略称: OR)は, 問題解決のための意思決定支援策を提示する学問です。 その中でも, データ包絡分析法(Data Envelopment Analysis, 略称: DEA)は, 多入力多出力をもつ事業体(Decision Making Unit, 略称: DMU)の効率性を相対的に測るための手法として1978年に提案されて以来, 学校, 銀行, 病院といった事業体の効率性の評価や改善の道具として広く使われています。 DEAの特徴は,評価対象のDMUが効率的であるかどうかを判断するだけではなく,非効率的なDMUに対して,その効率値や改善目標の情報を与えることができる点にあります。 DEAの役割は単に効率性を測定するだけではなく, 効率性改善の方法も提案できることです。 一方で, DEAの役割はDMUの効率性の評価にもあるため, DEAによる分析結果である効率値の品質が求められます。 即ち, DEAでは, 性質が保証された効率値や適切な改善目標の提供の双方が必要となります。 そのため, DEAに基づき, 事業体に対して品質が保証された効率性測定や的確な改善方針提供を両立できる新評価手法の開発にも取り込んでいます。

さらに, 実応用例として, あるEC(Electronic Commerce, 電子商取引)サイト企業と共同研究を挙げます。 「DEAモデルを用いて, ECサイトの加盟店舗の重要度評価を行う」というテーマで進めており, 各加盟店舗がECサイト運営にとってどれほど重要であるかを評価するだけでなく, 低評価を受けた店舗に対しては改善すべきポイントを提供し, 契約解消や新規店舗との契約といった意思決定支援にも役立つ指針を提示することが期待されます。

このように, 本研究室では, ORの一分野であるDEAを基礎に, 新たな評価手法や数理モデルの理論開発と, 実データを用いた応用研究の両面で取り組んでいます。


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