現象からデータを収集できた時、そこからどのようにして有益な情報を導き出すかについて、データ解析の考え方と方法を身につけることを目標とする。多変量データの基本的な取り扱い方と,探索型と検証型の主なデータ分析手法について基礎的な考え方を理解し,これらを利用できるようにすることを目標とする。
群馬大学情報学部 教授 関 庸一
2024年10月~2025年2月開講予定 (月曜 17:50~19:10を予定)
第1回:多変量データの構造(観測の尺度水準、反復の構造)と多変量解析の概観
第2回:相関係数の種類と因果との関係(擬相関)
第3回:データの行列表現と分散共分散行列、相関行列
第4回:合成変量とその特徴量
第5回~9回:重回帰分析の射影行列による解釈と確率モデル(シミュレーションによる演習)
第10回~12回:判別分析のマハラノビスの汎距離からの解釈(シミュレーションによる演習)
第13回~14回:主成分分析や対応分析
第15回:まとめ
参加にあたっては、統計解析のプログラミング環境のR およびRStudioがインストールされたWindowsノートPC を、各自ご用意ください。